旬のページ 2005年9月

9月1日(木)

ブルーコーラルでやろうとしてる事

9月に入ったら、また暑くなりました。 昨日は涼しかったのに…

アメリカは大変なことになっているようです。

ハリケーン”カトリーナ”が、名前とは裏腹に大暴れしました。
死者は数千人規模になる可能性もあるとのこと…

巨大先進国でも、この状態です。
本当に、自然の前では人間は無力だと実感させられます。


さて、今日も”ブルーコーラル”の話題です。
昨日はさすがに疲れていて、報告だけになりましたので。

昨日の話題。 ほぼ毎日更新旬のページ”8月”はこちらから。




”全国展開”と書きましたが、今年もけっこう全国的に出荷しました。

今年と来年、何が違うのかというと、

コントロールして売る!!
のが来年です。


業界の豆知識を少し紹介します。

私たち生産者は、植物を生産して出荷します。

出荷先は、市場であったり、卸屋さんであったり、まれに直接お客様に売ります。

例えば”ハツユキカズラ”だったら、小関園芸でも作りますし、他の生産者も作ります。

他の生産者の作った”ハツユキカズラ”は、”ライバル”になります。

もし、超大型生産者が”ハツユキカズラ”を、小関園芸の何百倍の数作ったら?
小関園芸は多分、価格で負けます。
小関園芸では、コストがかかりすぎるからです。
大量生産の方がコストは当然低くなりますから。


そこで、”品種登録”です。 植物界の”特許”のようなものです。
権利を持っていれば、独占的に売ることが出来ます。
”ブルーコーラル”、”ヒペリカム ゴールドフォーム”や”チェルシー”がそれです。

小関園芸のような小さな生産者は、この”品種登録”に頼る道を選びました。


が、この業界の今までの”品種登録植物”の売り方には問題がありました。
コントロールされていなかったのです。


例えば、新しい品種がある生産者で出来ました。 品種登録をします。
でも普通の生産者は、どうやって売ればよいか分かりませんので、
とりあえず”市場”に出荷します。

最初は数が少ないので、”高値”で売れます。 生産者は満足です。

もっといっぱい売りたいと思います。 でもその生産者では作れません。(規模的に)

そこで”種苗会社”に頼みます。


種苗会社は、その”登録品種”をカタログに載せ、他の生産者に
「来年作りませんか? 今年高かったですよ!」
と紹介します。

その”登録品種”が良ければ良いほど、”種”であったり”苗”がいっぱい売れます。

次の年には、大量の”登録品種”が、市場に出回ります。

種苗会社はほとんど、種苗を売るだけで、販売先までは紹介しません。
(悪い言い方をすると、売り逃げです)

だいたい、そんな”登録品種”は市場であふれます。
市場であふれた場合、オークション(競り)になるので、価格が暴落します。

翌年又は2年後には、ほとんど誰も作らない品種になってしまいます。


これによって”損”をするのは、”登録をした生産者”と思いきや、実は
”消費者”なのです。
(価格が暴落した後に種苗を買って作った生産者も損をしますが)

せっかく”消費者”に喜んでもらえたのに、花業界の勝手な行動によって、
次の年「買いたい」と思う消費者が買えない事になります。

そしてその”品種”消えていきます



誰が悪いのでしょう?

登録した生産者: 自分で売り方を考えず、種苗会社に全て任せてしまった。

種苗会社: 売り方も考えずに、大量の種苗を他の生産者にばらまいてしまった。

市場: 数量があふれたとはいえ、登録した生産者の登録にいたるまでの苦労も知らず、
    安値を付けて価格暴落させた。

お花屋さん: 安売り合戦をしてしまった。


業界全てが悪いようです。




私は、偶然発見した”ブルーコーラル”とはいえ、ここまで来るにはかなり苦労したつもりです。

そんな”ブルーコーラル”を、このような悲惨な品種にしたくないと思いました。

せっかく「欲しい」と言ってくれる消費者を裏切ります。
消えていく”ブルーコーラル”がかわいそうです。



そこで!

考えました。

何年も消費者に買っていただける、消えない”ブルーコーラル”とは?

それが”コントロール”です。


内容はいたって簡単です。

登録した生産者(小関園芸です)、種苗会社、市場、卸屋さん(一部お花屋さんも)が
よく話し合って、

「今年は全国で、これくらいの数量を、これくらいの単価で売りましょう」

と決める事です。

そしてついでに、私(小関園芸)は、”お客様窓口”をします。
”ブルーコーラル”について、一番知っているのは私ですから。
これも今までの”登録した生産者”はあまりしませんでした。

実は、花業界にはあまりない例らしいです。


話はちょっとずれますが、”サフィニア”ってご存じでしょうか?
有名ですね。

あの花は、本当に”ロングラン”です。
でもあれは、S社が、生産(依託)、流通、卸しまで一手にやっているので、続いたと思います。
当然”売り方”がうまかったのと、何より”良い品種”だったのですが、
扱う側の”規模”がかなり大きいです。


私には、S社のようには出来ません。規模が違いすぎます。


何を使うか?

新しい仕組みと情熱 です。



今回の打ち合わせに来て頂いた方々は、全てこの業界では”大手”の企業です。
”小”は私だけでした。

でも”情熱”によって、耳を傾けて頂けました。
(多分。私はそう思っています)



この先5年(くらい)を見据えた、第1歩となりました。

人と人の繋がりで、物が出来ていくと勉強しました。


受けたご恩はいつか必ず返すつもりで、今後も色々企画していきたいと思います。


9月2日(金)

写真



今朝撮ったハツユキカズラの写真です。

やっぱり植物の”旬””朝”です。

”朝”は全ての物が輝いて見えます。 不思議…

これからは、なるべく”朝”に時間を使って、写真を撮ります。


9月3日(土)

防災訓練

9月1日は防災の日です。

1923(大正12)年9月1日に関東大震災が起きた事から、
この日が決まったそうです。

全国各地で色々な防災訓練が行われます。


小関園芸のある”坂祝町”では、ちょっと違った訓練を行います。

”陸こう操作訓練”と言います。

何をするかと言うと、国道を通行止めにして、水門を閉じてしまう作業です。


坂祝町は”木曽川”に沿っている町です。
とてもきれいな川です。

十数年前、その木曽川が集中豪雨によって氾濫し、
坂祝町、おとなりの美濃加茂市の一部が水に浸かりました。

私はまだ子供でしたし、小関園芸のある所は木曽川からは
けっこう離れているので、被害はなく、よく覚えていませんが、
通っていた小学校は床上浸水したり、大変でした。

その後、坂祝町と美濃加茂市の木曽川沿いには、高い堤防が作られました。

ですが、一部堤防が作れない場所があり、そこを”水門”としたのが
”陸こう”と呼ばれるものです。
これを閉じる訓練をしました。


木曽川沿いには、国道21号線がはしっています。
この”陸こう”は、この国道を通行止めしてしまいます。

田舎とはいえ、2桁国道ですから、けっこう交通量があります。
ですから訓練は、夜中に行われます。



1:00AM、坂祝町役場前に消防団、警察と国土交通省の人が集まります。
国道を止めるので、警察の管轄になります。
水門は国土交通省の管轄です。

私たち消防団は、そのお手伝いですが、実務です。

2:00AM、国道21号が通行止めされます。
21号を走る車は、全て町内を迂回させられます。

その道案内をするのも私たちの仕事です。



”陸こう”閉鎖前の国道21号線です。
すでに21号線は通行止めされています。

ふだんは真っ暗な所なのですが、ライトが付いてとても明るいです。
通過する車の運転手は、
「何事か?」ときょろきょろしていきます。



”門”が閉まりました。

これがけっこう時間がかかる作業なのです。

ただの”門”ですが、水を止めなければならないため、
かなり頑丈で、隙間なくします。

閉める時間は、約10分かかります。

閉めた後、門に異常がないか点検します。

そして開けます。これも約10分かかります。


私は、今年は地元地区の誘導作業を行いました。

大型トラックが狭い道に入ってきます。
こんなトラック同士が同時に曲がれない交差点で、
片方を止めたり、通過させたりします。

間違って両方通過させると、最悪事故になります。
結構危険も伴います。


3:00AM、国道の通行止めが解除されました。
私たちは片づけをします。

4:00AM、最後に集合して、国土交通省の人の話を聞きます。
(この時間が一番眠い)


その後地区の仲間とメシを食べに行きます。

5:15AM、帰宅。
何も覚えてないくらい眠りました。


そして翌日、このページを書きます。


皆、夜寝ずに来て、朝まで訓練します。
大変ですが、地元住民を守る為にしっかりやります。


飲んでるだけの消防団と言われがちですが、こんな作業も見てもらいたいものです。


9月5日(月)

昔話

今日のニュースに「今、昔話が注目されている」とありました。

なつかしの”まんが日本昔ばなし”が復活したり、
地方の忘れ去られそうな昔話をCDにしたり…


子供の頃、昔話を聞いたり、読んだりすることがけっこうあったと思います。

例えばテレビなら、見て良いテレビ番組と悪いテレビ番組があって、
”ルパン3世”は ”泥棒のまんがだからだめだ!”と、見せてもらえませんでした。

”まんが日本昔ばなし”はOKでした。
よく見ました。


残念ながら、内容はほとんど覚えていませんが、
でも、

良いことをしたら、ちゃんと報われる。

悪いことをしたら、バチがあたる。


という事は、心の中に残っています。

もちろん親から教わった事もありますが、昔話の影響もあるでしょう。


当たり前の事ですが、当たり前でない世の中です。

悪いことをしてしまう人、いっぱいいますね。



ニュースでは加えて、「スローライフ」であったり、「癒し」になるとありました。

昔話が「癒し」とは…


確かに、忘れた何かを取り戻してくれる気がします。

”まんが日本昔ばなし”は、10月19日からテレビでスタートするらしいです。

久しぶりに見てみるのもいいかも?



9月6日(火)

事務仕事

また台風が来てます。 14号。

今日長崎に上陸したそうで、九州は大変だとか。

九州の方、大丈夫ですか?


小関園芸も、今回は北側を通過するということで、準備しました。

ハウスにも登りました。 疲れた…


最近、事務仕事も忙しい。

特にメールが多い。

ブルーコーラル関係、今月末の内覧会関係、”チェルシー”のレポートも来てるし、
あと5周年プレゼントの取りまとめも。
質問もけっこうあります。

他にも色々書類を作ったり、ラベルのデザインを作ったり。


最近のホームページは、この”旬のページ”を更新するのがやっと。

もっと情報を載せたいのに、出来ません。(すみません)

”自分がもう一人欲しい!!”

思ったことありません? まさにその状態。


メールもらってるのに、なかなか返せなくてすんません。
ちゃんと返すので、またメール下さいね!



9月7日(水)

台風被害

今日も台風の話題。
くどいようですが、頭の中は台風の事でいっぱい
(仕事も台風の事でいっぱい!)

ということで、ごかんべんを。



きのうの準備がこれ。

前にやった、巻き上げです。

中の植物は雨に濡れますが、ハウスは壊れません。


それでも被害発生!



被害箇所 No.1 外れました。



被害箇所 No.2 外れました。

以上。


と言うことで、計5分で修理完了!

大したことありませんでした。

これも準備をしておいたからこそ! 
”備えあれば憂いなし”とはよく言ったものです。


※被害にあった人には、本当に申し訳なく思います。



9月9日(金)

旬のたまご達

11時30分に帰ってきました。 酔っぱらってます。
でも旬のページは更新します。

つらいっす。


残暑厳しい今日この頃、昼間は汗だくで仕事してます。

いつになったら”秋”になるのかと思っていますが、
植物はちゃんと準備を始めています。


小関園芸の別農場、通称”果樹園”(そのまま)へ偵察に行きました。




小さな畑ですが、色んな”果樹”が植えてあります。

 

”カリン”です。今年は数個しか付いていません。

収穫後は、つけ込んでカリン酒にし、カゼ予防に使います。

 

”ミカン”です。 年々いっぱい付いてきます。

ちょっと色付いてきました。 でもいつもすっぱいです。

 
 

以前の旬のページに登場した”リンゴ”です。

今年も袋を被せて、準備OKです。

採られないように、色々考えています。 
内容は秘密…

 

”クリ”です。ちょっと色が付いてきました。

この果樹園の主で、いちばんたくさんあります。

 

”カキ”です。

こちらも木が若いので、2個しか付きませんでした。
来年はもっと付くでしょう。

 

”ユズ”です。 育て方は”ミカン”とほとんど同じです。

お風呂に浮かべて、”ユズ湯”が出来ます。



こんなにたくさんの”旬のたまご”がありました。

”収穫の秋”

これから1個ずつ紹介していきたいと思います。

ようやく”らしい”旬のページになったかな?



9月10日(土)

奇跡

今日、仕事用の車を修理しました。

以前ちょっと事故がありまして…

しかも自宅の車庫で。


10日ほど前の事です。

例のごとく”夜のお仕事”から帰ってきました。
ひどい雨が降っていました。

いつものように車庫のシャッターを開け、
バックで車庫に入れ始めました。

視界が悪く、ドアミラーで後ろが見づらかったので、
いつもは左に寄せるのに、ちょっと真ん中よりに止めようと思いました。


「バキッ!」

鈍い音が聞こえます。

一瞬何が起きたのか、さっぱり分かりません。

フロントガラスの中央に1本のスジが見えます。


車を降りて、車庫の明かりを付けました。

「ゲッ!」



こんな風に、屋根にアンテナが付いています。

このアンテナが、後ろ向きでなく、前向きに垂れ下がっていました。

アンテナが折れたのです。

「何故??」



原因はじきに分かりました。

車庫のシャッターには、空いたシャッターを下げるための”ヒモ”が付いています。



こんな風に。

その”ヒモ””輪”になっているのですが、

実はその”輪”の中にアンテナが刺さってしまったのです。

「ウソでしょ?」

でもそれ以外にあり得ません。

たまたま真ん中に寄って車庫入れしようと思ったのが
”大当たり”だったみたい。

あるんですね、こんな事。

愕然としました。


次の日、近くの車屋さんへ新しいアンテナを注文しに行きました。

その車屋さんで、さらに驚いた話を聞きました。

以前、とある車の後ろにある、ワイパーの液を出す”ポッチ”に、
同じように”輪”が引っかかったらしいです。

さらに上がいた!

ちょっと安心しました。


あり得ないような奇跡を体験しましたが、
あまりいい気分ではなかったです。

今日、ようやく修理完了です。
古い車なので、部品もなかなか来ませんでした。
それで、ついでにオイル交換もしました。

今日の支出、9738円(税込)。


9月11日(日)

選挙

衆議院議員総選挙の投票日です。



私も行ってきました。

今回は何かと注目されている選挙です。
テレビ、新聞やネットのニュースでも、選挙の事がかなり取り上げられています。

投票率も上がるだろうと予想されています。


土壇場になったから、注目するというのでなく、
いつも注目していたいですね。

私たちの生活に係わることですから。


まだ投票に行っていない人、8時までですよ!



9月12日(月)

ラベル作り

小関園芸の商品に付いているラベルは、全部オリジナルです。

必ず”OZ−Plants”のロゴが付いていて、デザインも私が決めます。



これは”ブルーコーラル”のラベルです。

去年作りました。

”色”であったり、内容は全て私が決めます。

”自分の商品は自分で作る”をモットーにしていますので。

でも デザインは初めてデザイナーさんに頼みました。

デザインのセンスが無いので、デザイナーさんに頼る所もありますが…


”ヒペリカム”の斑入り品種を、10月より発売することになりました。

で、ラベルを作ります。


”案”は以前からありましたが、なかなか作れませんでした。

追い込まれないと作業に取りかかれない性格なもので…

ラベルの製作〆切が迫ってきたので、ようやく開始。


まずは”色”でPR!

その商品に最も映える色を探します。

”案”に従って仮のラベルを作り、色んな”色”をのせて、サンプルを印刷します。

あした、商品に挿してみます。

一番合う”色”はどれになるか?

ある程度まで出来たら、ラベル屋さんにデータを渡します。


お客様の手元にあるラベルも、そんな苦労の末出来たものかもしれません。


秋の夜長、でももう12時です。

あんまり長く感じない今日この頃です。



9月14日(水)

地元の消費者と交流

とあるイベントがありました。


地元の行政が主催する”花の勉強会”への参加です。



こんな名前のものです。

お花好きな約30名の消費者が集まって、勉強したり、寄せ植えしたりで、
もっと植物に触れてもらおうというものです。
(簡単に言えば)



まずは講義です。
といっても、私たち生産者の紹介ですが…



中濃普及センターの渡辺氏です。

地域密着で、いつもお世話になっています。

司会ととりまとめをしています。



私たち生産者のメンバーです。
今回はこの地区の”青年部”です。(35才以下)



プロジェクターで写真を見ながら説明です。

私も話をしました。



他に生産品の紹介もしました。

今回は”珍しいもの”を持っていこうということになり、これ!

そのへんでは見たことの無い物ばかりです。



受講生の方は興味津々です。



色んな植物も準備。



後半は寄せ植えの実技です。

まずは講師の”堀部先生”(となり町の生産者仲間の奥さんです)。
説明がとても上手。

補助は河合さん。



みんな熱心に聞いています。



さあ実技!

悪戦苦闘の人も、手慣れた人も色々。



完成です!

使われた植物は、全て私たち生産者の所で作ったもので、
全て無償提供しました。


こうやって”貢献”するのですが、
私たちにとっても、とっても勉強になります。

色々な意見、要望を聞くことが出来ました。


本当にありがとうございました。



9月16日(金)

体調管理

このところ、飛び飛びでの更新で…

毎晩色んな予定が入っていて、事務仕事もたまりにたまっています。

”やばい”状態です。



個人的な話ですが、私はとても健康で、最近病気らしい病気をしたことがないです。
(1年に1回くらいはカゼをひきますが)

健康のひけつは、第一に”睡眠”です。
その次が、毎日の適量なアルコールでしょうか…

”1日7時間は必ず寝る”と決めています。

逆に、睡眠が7時間を切ると、体が重くなり、調子が出ません。
判断力も鈍り”キレ”がなくなります。


過去に、平均3時間の睡眠で暮らしていた時がありました。

昼間の本業に加えて、夜勤のバイトをして、
貯めたお金を全て遊びに使っていました。

体調は最悪で、やる事もうまくいかない時期でした。


今まさに、その状態に向かっている気がします。

今週はほとんど毎日、寝る時間は2時頃です。
平均睡眠時間が5時間くらいになっています。


ちなみに現在午前1時をまわったところ… 今日も守れませんでした。


でも私のすごいところは(自分で言うのも何ですが)、”寝だめ”ができます。

日曜日は昼過ぎまで寝て、1週間の疲れを取り返します。

多分あと数年で、それも出来ない年令になるでしょう…


毎年1回は”健康診断”を受けます。今年は人間ドッグもやろうと思っています。

元気な人ほど、”ポクッ”といくらしいですから…

今のところ、健康診断でも”全く異常なし!”です。

これも睡眠をしっかりとっているからだと思います。


「仕事が残っていても、思い切って寝てしまう!」

そうすれば、明日の仕事もはかどって、実はちゃんとした生活が出来るかも?


いくらちょっとがんばっても、体を壊したら何にもなりませんから。

みなさん、体には気を付けましょう!
(自分にも向かって言ってます)




9月18日(日)

防災訓練その2

9月3日に”防災訓練”をやりましたが、
今回はもっと地元の訓練です。



私の入っている消防団の詰め所裏に、こんなものが建ちました。

今年の3月の事でした。

最近話題の”東南海、南海地震”に備え、飲料水を確保するタンクです。

災害時にはこれを使うので、覚えましょうというものです。



けっこう高いタンクです。 昨日上に登りました。

水道水を貯めておくのですが、殺菌するために上から消毒剤を入れる作業がありました。



今日8時にサイレンが鳴り、この地区(約300戸)の人が集まりました。

みんなに水を飲んでもらいました。



こんな装置が付いています。



ここから出します。

私たちの作業はその後がメインです。

1年に1回は、タンクの水を入れ替える作業があります。

消防団の仕事になるそうです。


タンクの中には約”42トン”の水が入ります。
ちょっと想像が付きませんね。

お風呂がだいたい180リッターくらい入りますから、
風呂233個分の水ということになります。
かなりです。

タンクの水を抜くだけでも数時間。
入れるのも数時間。

作業は特になし。 ひたすら待つ。

終了は昼過ぎになりました。

これもお仕事。水って大切ですもんね!



9月19日(月)

期待!

今日、とある市場から電話がありました。

月に1回、珍しい物を集めたセリ(オークション)をやるので、是非出してね!
というお誘いでした。
(分かる人には分かる市場です)


この市場に限らず、他の市場、お花屋さんや消費者の方から、

「何かおもしろいもの無いの?」

とか、

「次はどんな”かくしだま”出すの?」

とか言われるようになりました。


そんなにポコポコと、珍しいものや、新しい物が出てくる訳ないのですが、

でも、おもしろい物を作ろうとしています。


アイデアが浮かんだら、とにかく実践してみます。


ですから、ハウスの中には”ゴミ”がいっぱい。

この場所で、ちゃんとした植物を作れば、とりあえずお金になります。


でも、この”ゴミ”の中に、”お宝”が埋もれているかもしれません。


常に新しい事にチャレンジする!

さらに新しい事には、おもしろさが入っている!

これを目標にしています。
仕事は楽しくやらないと、自営している意味がありませんから…


そんな”期待”をしてもらえるようになりました。

ありがたい事です。

期待に応えられるかどうかは、自分次第。

プレッシャーが…



9月20日(火)

ヒペリカムゴールドフォーム

8月、9月は出荷がありません。

理由は色々ですが、とにかく、ずいぶん長い間出荷をしていません。
(これからの収入が無くなるのですが…)

10月よりいよいよ出荷がスタートです。



うーん、この景色。 最高です。

出荷前に、”ビシッ!”と揃っている姿は、何とも言えない達成感があります。

この”ヒペリカム ゴールドフォーム”、販売を始めて1年半になります。

ようやく満足のいく出来になりました。



ポットごとの高さは、みんな揃っています。



株張りも申し分なく、状態も健康そのもの。



5号鉢もしっかりボリュームがあります。


ここまでくると、”フェチ”ですね。


でも、こんな感動は、生産していてもなかなかありません。

病気が出たり、失敗すると、全部捨てたくなってきます。

この”ヒペリカム ゴールドフォーム”も、今年の春がそうでした。

一度は全部捨てようかとも思いました。

でもお金に換えないと、経営が成り立たないので、
何とかお客様の満足いく状態までもっていきました。

コストはものすごくかかりました。(主に人件費)


ですから、今回の感動は、特に大きいです。

間もなく出荷となります。
お楽しみに!!



9月21日(水)

岐阜の内覧会

ホームのページでも紹介してありますが、9月30日(金)に、
”岐阜花き流通センターの内覧会”が行われます。
(くどいようですが、業界関係者のみです。一般消費者の方すみません)

以前も書きましたが、私はこの”内覧会”の企画、運営の仕事をさせてもらってます。


けっこう大変です。

最近の夜のお仕事の半分は、”内覧会”の事です。

しかも”昼間”まで侵略してきました。


実際、こんなに働いても、報酬はほとんどありません。
(交通費補助が少しくらいです…)


何故やるのか?


自分をレベルアップさせる為と思っています。

内覧会の仕事をすると、色んな人と出会います。
人と人との繋がりが出来ます。

色んな経験もさせてもらえます。

先行投資みたいなものでしょうか?



内覧会だけでなく、小関園芸での仕事でも、先行投資がいっぱいあります。

ちょっとやりすぎかもしれません。


”5年後、10年後に返ってくれば良いかな?”
程度に考えて、色々やってます。

だから儲かりません。
投資ばかりで、結果はなかなか付いてこないからです。


最近自分で思います。
”商売下手だなー” と。


私はお金を貯めようと思ったことがありません。

お金が入ると、すぐに使ってしまうタイプです。


”遊び”もしますが、一番多いのが”投資”です。
自分に対する”投資”です。


お金がいっぱい無くても、良い商品を作って、お客様に喜んでもらえれば、
それが何よりの”対価”になります。


せめて、”先行投資”するだけの”利益”を、しっかり確保したいと思います。


とにかく”内覧会”、来てくださいね!



9月22日(木)

岐阜の内覧会用寄せ植え

今週はペースが狂ってしまいます。

世間の人たちは連休だからでしょう。

3連休の後、3日働き、また3連休。


当然小関園芸は、日曜日以外お仕事です。

が、他の業者は連休に入ります。

資材を注文したくても、電話が通じない。
情報を入れたくても、人がいない。

明日から世間はお休みですので、今日のうちに色々手配しました。



さて今日も内覧会ネタの続きです。

寄せ植えを作ります。 とある企画がありまして。



材料を集めました。
岐阜県内の気の合った生産者仲間数人の生産している植物です。

 

小関園芸の商品。
左から、ヒメヒイラギ、ヒペリカム ゴールドフォーム、ヒペリカム トリカラーです。

他の商品は名前だけ紹介していきます。



斑入りのヤブコウジ



オウゴンカズラ



ブラキカム



ウィンターコスモス



ハマギク(まだ蕾ですが)



ハツユキカズラ(小関園芸のものではない)



フィカス・プミラ



ヨダーマム



今回のメイン、ガーデンシクラメン



マニアックなヒカリゴケ


この材料で、寄せ植え(鉢)とハンギングバスケットを作ります。

といいますか、作ってもらいます。

どんな物が出来るか、お楽しみに!



9月24日(土)

帰ってきた怪獣たち

しばらく”準備中”だった”ショッピング”のページが再開しました。

お問い合わせが多かった”キッコウリュウ””ヒペリカム ゴールドフォーム”
販売されています。 →こちらから。

キッコウリュウについては、予約が何件か入っていました。
お待たせしまして、すみませんでした。

ご利用下さいませ。



さて、今日、滋賀に行っていた子供達と嫁さんが帰ってきました。

約1ヶ月ぶりです。

とても静かだった小関園芸が、一気に騒がしくなりました。

怪獣が帰ってきた!


楽しさもあり、苦労もあり。

でも子供は宝です。


さらに仕事が遅れていきそうですが、何とか両立したいと思います。




9月25日(日)

寄せ植え完成!

今回はコメント無しです。とくとご覧あれ!!



















9月26日(月)

現実

植物を生産している小関園芸。
相手は植物ですから、うまくいくこともあれば、悪いときもあります。



こんな風に、あたかも順調に育っているシクラメン。



ですがこんな風に、捨てるシクラメンもあります。

全て病気になって捨てるシクラメン達です。
(一部ヒペリカム)


器械で作る商品でも、希に不良品が出来るくらいですから、

自然相手に作る植物は、悪い物、病気にかかる物や虫に食べられる物、
色々出てきます。

例えハウスで生産していても、自然にはかないません。


1個2個なら我慢できますが、

何個か発見すると、はっきりいって凹みます。

せっかく手塩にかけて育てた植物が…


それも現実。
実際100%何てのはあり得ません。


限りなく100%に近づけるように生産する、

それがプロのする仕事だと思っています。


1年を通して生産していると、上がったり下がったりします。
そのたびに、うれしくなったり、凹んだりします。


現実です。
メリハリがあって良いのかもしれませんね。



9月27日(火)

シクラメンの葉組み

今日もシクラメンネタでいきます。


9月30日に岐阜の内覧会、10月1日に豊明市場のトレードフェアがあります。

現在その準備で大忙し!

やることが山のように積み上がっています。

かなりしんどい。


本当はホームページを更新する暇がないくらい忙しいのですが、
今日は無理矢理載せます。

しばらく更新出来ないと思うので…



昨日シクラメンネタで凹んでいましたが、凹んでばかりいられません。
大事な仕事があります。

”葉組み”です。

シクラメンの作業の中で、一番人件費がかかる作業です。

テクニックもいります。

時間がとにかくかかります。


”葉組み”とは?

簡単に言えば、伸びた葉を下に下げて、ついでに枯れ葉を取る作業です。
本当に簡単に言いましたが、実際はもう少し複雑です。

葉組みのレベルも色々あり、今回は”軽い葉組み”です。

メインが”枯れ葉””古い葉”を取る作業です。



こんな風に葉が茂ってきました。 これを、



こんな風に真ん中を開けます。
伸びた葉が下の方に行ってます。



左が葉組み前、右が葉組み後です。



こんな風に茂っている株を、手で広げてみると、



真ん中には小さな古い葉が残っています。

何故真ん中を開けるかというと、新しい葉や花は真ん中から出てきます。
小さな古い葉が残っていると、新しい葉をジャマして、
ちゃんと生育しません。

日の光を浴びると、新しい葉や花は元気良く伸びてきます。



こんな枯れ葉や黄色い葉を取り除きます。



小さい葉はとても取りづらいです。
こっちに引っ張っても取れません。



その時は反対側に引っ張ると、
あら簡単! 取れました。

葉や花は、根元からしっかり取り除きます。

残ってしまうと、病気の原因になります。



作業はこんな”回転台”の上でやります。(100円)
ピンセットは欠かせないアイテムです。



隠していた葉を取ると、新しい芽が元気になってきました。



1週間もすると、新しい葉が開いてきます。

1ヶ月もすると、この新しい葉がまた、真ん中を隠します。

その時、2回目の葉組みをします。


2回目は”本葉組み”です。

葉の枚数が多いので、1回目より時間がかかります。

でもこの作業で、最後の善し悪しが決まります。


小関園芸では、葉組みは2回します。

他の生産者では、1回しかしない所もありますが、
5回、6回とする所もあります。
これは6号や7号など大鉢が多いです。

産地によっても違い、関東地方の生産者は葉組みを多くする人が多いようです。



品種や時期にもよりますが、一鉢あたり30秒から長いときは5分くらいかかります。

平均2分として、×1万鉢… ぞっとしますね。


全員がこの作業をします。

会話もなく、黙々と作業します。

この時期の風景 ”旬”ですね。



使うアイテムは、ちゃんと消毒します。

シクラメンは病気に弱いので、取った葉の付け根から病気が入る事もあります。


このシクラメンがこの後どうなるか?

追って紹介していきたいと思います。

お楽しみに!


9月28日(水)

クリの収穫




コメント書く気力が無くなるくらい、疲れてきました。

まだ作業の途中。(0時40分)

息抜きで更新です。

明日は本当に更新出来ないかも…


あるお客様から、「12時に寝ないと!」とメール頂きました。
”旬のページ”見て頂いているんですね。

お心遣い、大変感謝しております。


でも今回ばかりは、体にムチ打って、リポ○タン飲んででも、

やらなきゃならん!


多分日曜日は倒れます。


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